上司「あの書類、明日までにお願いできますか?残業になってしまうかもしれないけど。。。」
主人公「はい、大丈夫ですよ!」
主人公・心の中「え・・・」
主人公・心の中「この間この人の映画観たばっかり・・・」
主人公・心の中「30歳。私の2コ上・・・」
主人公・心の中「よかった、早期発見だったのね」
主人公「私も検査したほうがいいのかな?会社の健診でがん検診はオプションだから受けたことないし。。。」
主人公「次の健診は・・・半年先かあ」
主人公「自分で病院行って受けるにしても、時間もないしなあ」
主人公「日本で1年間に約10000人が子宮頸がんにかかって、約3000人が亡くなってるのか。そんなに・・・」
主人公「若年者に多いのが特徴・・・20~30代でもけっこうかかる人がいるんだ。若いからって安心できないのね」
主人公「なんか怖くなってきた」
主人公「でも、体調も全然悪くないし、大丈夫だよね」
主人公「えーっ、初期はほとんど自覚症状無しだって」
主人公「やっぱ検査なの?」
主人公「主な原因はヒトパピローマウイルス(HPV)に感染すること」
主人公「ちょっと難しくなってきたぞ。えー、HPVは100種類以上に分類される。そんなに?」
主人公「そのうち、がんの発生に関わるハイリスク型というのがいくつかあるわけね」
主人公「HPV感染自体はこくありふれたことで、大半の女性が一生に一度は感染する!?えーっ!?どうしよう・・・」
主人公「でも、ほとんどの場合は免疫によって排除されるのか、よかった」
主人公「排除されずに感染し続けた場合、だんだんとがん化する、ということか。なるほど」
主人公「治療法はいろいろあるけど、とにかく、早期発見すればかなりの確率で助かる、早期発見が一番大事ってことね」
主人公「しくみは大体分かった」
主人公「じゃあ検査方法は・・・」
主人公「まず、『細胞診』というのを受けるのか。それで異常が見つかったらHPVへの感染を調べる、という流れね」
主人公「海外では逆に、HPV検査をしてから細胞診、というのが主流なのか」
主人公「要するに、どっちからやっても大丈夫ってこと?」
主人公「で、細胞診ていうのが、子宮頸部の細胞を取って・・・」
主人公「・・・・・・」
主人公「これは、恥ずかしい・・・かも。検査台に乗るのが」
主人公「でも、大事なことだからね。命に関わることだから」
主人公「いや、でもなあ。まだ病気ってわけでもないのに。わかんないけど。わかんないから受けるんだけど」
主人公「あ~~~どうしよう」
主人公「そうだ、自分で、できないかな?」
主人公「いろんな病気で、検査キットってあるじゃない?あれの、子宮頸がん用のが・・・」
主人公「あるじゃん!!」
主人公「ここは・・・通販で買えるのね。病院に行かなくても結果を受け取れる、と。よし」
主人公「いろいろあるなあ」
主人公「これが細胞診」
主人公「HPV検査で2種類あるのね
非タイピング検査がウイルスの型までわからないけれども
感染の有無が調べられるやつ」
主人公「タイピング検査が型までわかるやつね」
主人公「それから他の感染症が調べられるキットもあるわ」
主人公「え、男性用?これはタカシ君に一回受けてもらおうかな」
主人公「それで、今回私はどれにしようか」
主人公「まあ初めてだし、一番安い6500円の細胞診キットにしておこう」
同僚A「聞いた?牧野はるの話」
同僚B「うん、怖いね」
主人公「子宮頸がんって1年間に約10000人がかかって約3000人も亡くなってるんだって。HPVっていうウイルス感染が主な原因で、検査はまず細胞診ていう・・・」
同僚A「詳しっ」
主人公「あ、いや・・・」
ナレーション「10日後」
主人公「来た来た」
主人公「簡単そうね」
主人公「結果はメールでも郵送でも受け取れるのね」
主人公「よし、できた!あっという間」
ナレーション「2週間後」
主人公「結果来た・・・。ドキドキする」
主人公「陰性・・・」
主人公「簡単だし、一人でできて、安心にもつながる。これからも2年に1度くらいは受けていこう。みんなにも、教えてあげようかな」